安曇野ちひろ美術館 内覧会報告

松川村観光協会

2022年06月20日 16:20

6月4日から、安曇野ちひろ美術館の夏の展覧会が始まりました。
今回は「ちひろ 雨の日 晴れの日」と題し、ちひろさんが描き出す空模様を繊細にとらえら作品の数々をお楽しみいただけます。
雨の風景や、太陽の光や風を感じる作品が、描き方の解説と共にご覧いただけます。


いわさきちひろ 傘と子どもたち 1969年



まっすぐと正面を見つめる少女が印象的な作品。夏を感じる日差しがにじみの表現で描かれています。

「ちひろ美術館コレクション 絵本から飛び出せ!動物たち」では、6つのテーマに分けて各国の絵本画家さんが描いた動物たちを色彩豊かに展示。


あべ弘士 『ライオンのながいいちにち』(佼成出版社)より 2003年頃




旭山動物園の飼育員という経歴を持つ画家・あべ弘士さんの『ライオンのながいいちにち』(佼成出版社)の原画がずらり。
6/19(日)には関連イベント「動物園の飼育員さんに聞いてみよう! 絵本の動物たちのリアル」と題し、長野市城山動物園の飼育員・髙田孝慈さんをお招きしてトークイベントが開かれます。



エフゲニー・ラチョフが描いたウクライナ民話の絵本『てぶくろ』の原画全7 点を、習作も含め展示します。




エフゲニー・ラチョフ(ロシア)『てぶくろ』(福音館書店)より 1950年




小企画展示では「世界中のこどもみんなに 平和と しあわせを」と題し、ちひろさんが描いた1963年当時のキーウ(キエフ)のスケッチとともに、平和への願いを見つめなおします。反戦の思いを込めて描いた絵本『戦火のなかの子どもたち』の作品など、全16点を展示し、平和への思いを見つめ直します。
※キャプションは、作品内のちひろさんの表記に従い、「キエフ」と表記しています。

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